2018年5月27日日曜日

マイクさん

ウーファーのマイクさんが先週から我が家に滞在している。
アメリカのミシガン州出身の彼は31歳。
車の整備士として働いていたが、自分の人生を見つめなおすため退職。
かつてより興味のあったヨガ(ヨガインストラクターの資格所持)の本場インドへ3か月、その後ベトナムにて2週間、その後日本へ来て、帰国直前に我が家へウーファーとしてやってきた。

自身も軍役についていたり、その弟たちも軍人だったり、祖父もベトナム戦争に出兵してその後の後遺症に悩まされていたりと、戦争と平和に対する意識も高め。
ベトナムでの滞在もベトナム戦争について自身が学校で教えられなかったことを現地に行って確認したいからとのことだったし、日本に来た際も広島に2日滞在し、原爆資料館などにも足を運んでいる。

割と寡黙でリアクションが良いわけではない(なおちゃん評)かもしれないが、何か1つ質問するとしっかりと自分の意見を丁寧に述べてくれる。

「なんでもするよ。整備士だったから機械の事は得意だし、薪割りとか、草刈とか、道具の修理とか。」の言葉通り、なんでもパワフルにそして器用にこなすマイクさん。

子どもたちも慣れ、一緒に将棋をして遊んだり、英語や日本語を教えあったり、楓ちゃんはマイクさんに歯を磨いてもらいたがったり、おんぶしてもらったり。

僕も普段からやりたいなぁって思っていて後回しになっていたものをマイクさんにしてもらったりでとても助かりました。
凹んだ軽トラのドアも「20分あれば直せると思うよ。」の言葉通り、20分で直してくれました。
開け閉めの度にドアが引っ掛かりストレスだったのが、ストレスフリーに。
買った時のような状態になりました。

一緒に田植えも出来ました。
苗代で育った苗を1本1本手植えで。
今シーズンは「すじ」と地元で呼ばれる道具を借りて線を引き、その線を目印に田植えをしました。
かつて友人のゴルゴがしていた田んぼが僕の中の理想の田んぼの在りようなのですが、まだまだその域は程遠く。
苗1本1本が逞しく元気に育ち、その育った苗を自信を持って田んぼに1本1本植えていく。
そしてその苗は自身の持てる力を存分に発揮しながら田んぼで大きくなっていく。

そんなコメ作りが出来たら良いなと思うのですが、まだまだですわ。

こちらは近所に越してきたやまぴーと共同で行う田んぼ。
これの他にもう1枚。

こちらは急な話だったので、今年は機械で。

機械使ったり、自分の体を使ったり。
色々試しています。

機械も自分の体を動かすように一体となって操作出来るようになったら良いのだろうけれど。

そんなこんなで今シーズンの田植えはほとんど終了。
あとは苗代として使っていた田んぼ(1畝~2畝)にもち米を植えておしまいです。
年を追うごとにスムーズに出来るようになってきて嬉しいです。
朝練で毎朝4時ごろ起きていた生活も、来週からは少しゆとりが生まれそうです。

マイクさんには薪割りも頑張ってもらいました。
僕が朝山から軽トラ一杯木を下してくると夕方には薪になって薪置き場に積まれているというなんとも気持ちの良い状態。

仕事へ行って帰ってきたら、草は刈られているし、田植えは終わっているし、薪は割られて積まれているし、で魔法のようだという話をしていました。

マイクさんも日本のローカルな生活を一緒に体験出来て嬉しそうにしています。(きっと)

今日は日曜日で「田植えお疲れさま」的な祭りが地元の神社であります。
そこに一緒に行ってお酒を飲んでも良いし、どうしようかなぁって昨晩一緒に話していました。

マイクさんは明日には大阪へ向けて旅立ちます。
大阪で2泊、東京で1週間滞在してアメリカに戻るそう。

まだ終わってないけれど、良い出会いでした。



2018年5月13日日曜日

雑魚寝

父が言った
「あの頃、1階の畳の部屋で家族5人パズルのように重なりながら、子どもの寝息を聞きながら寝ていたころが1番幸せだったかもしれない。」
と。
直後、今2人暮らしをしている母の視線を感じ
「今もとても幸せだけどね。」
と付け加えていた。

今がその時なんだろうなぁと思う。
なおちゃんに写真にとっておいてと言われて最近撮っている寝写真。

先日は楓ちゃんのようちえんの父親参観日があり、僕も休みがとれたので参加してきた。
当日の朝まさかの3時起き(前日の夜は6時寝)の楓ちゃん。
なんとか午前中寝させずに参加、お昼ご飯を食べて12時30分には早退して昼寝しました。
娘が友達と帽子替えっこして遊ぶ姿や友達と一緒にお弁当を広げて食べる姿なんかが見えました。
外で食べるというのは、砂がついたり、落としたおかずが砂だらけになったりとなかなか大変な事もありますね。
周りの友達も楓ちゃんの言葉にならない言葉を代弁してくれていたりとかで優しさを感じました。
(楓ちゃんが帽子替えっこをしたがると「帽子替えっこしたいんだね。」「良いよ。」なんて言いながら替えっこしてくれていたり。)

楓ちゃんも段々と慣れてきたかな。

夜はお父さん達の懇親会。
良い意味で「変わった」幼稚園なので、良い意味で「変わった」お父さん達がたくさん。

新しく入ってきたお父さんは、最近うちの近所に引っ越してきて今年は一緒に田んぼもします。
経歴も面白く、1年間ダライラマについて取材した経験もあるのだそう。
その他にも面白い経歴がたくさんたくさん。

それぞれが自分の描く理想と現実の狭間で一生懸命生活をデザインしていっているような
そんな家庭が多い気がします。

今日は7日ぶりの日曜日。
家族でどのように過ごそうかな。
昨日は良い天気だったけれど、今日はあいにくの雨。
地元の祭に行こうかと思っていたけれど、どうでしょうか。
田植えのことも頭をよぎります。

2018年5月8日火曜日

日常を取り戻す

菜生ちゃんもだいぶ動けるようになってきて、ちょっとずつ日常が戻ってきているような感じです。
前回のブログも書いたし、ちょっとずつまた日常をブログに綴っていけたらと思います。

楓ちゃんの心臓の手術の時も長い病院生活でした。
あの時も病院の窓から見える景色だったり、行き交う人たちを見て「あぁ早く日常が戻ってきてほしい。」と願ったものでした。

GW
毎年恒例になってきていますが、菜生ちゃんのお兄ちゃんファミリー・お父さんお母さんが遊びに来てくれました。
どこかへ出かけても人混みだからとここ最近はずっと出かけずに家の周りで過ごしています。
出かけるならばオフシーズンにお出かけしたいものです。

休みの日は「朝の会」なるものをして、それぞれ話したい事(やりたい事・思っていることなどなんでも)を話してその日の予定を立てるのが恒例になっています。
泰ちゃんは「じぃじも来てくれたし、ベッドを作りたい!」とかねてから胸に秘めていた思いを発表。
「よし!やろう!」とじぃじも乗ってくれて、二段ベッドの上段に上がるための階段を裏の納屋から材料を取り出してきて一緒に作ってくれました。
ホワイトパインの白とケヤキの黒がオシャレです。
釘を使わずに組んでつくるというこだわりぶりでした。
いとこたちが来るともう子どもの世界。
子どもだけで笑いながらケンカしながらずっと時間を過ごします。
最近届いて取り組んでいるチャレンジタッチもみんなでやる場面もありましたよ。
Tちゃんは今年から中学生になりました。
僕が出会ったのが3歳の時だから出会ってから9年経ったようです。
あと9年もしたら一緒にお酒でも飲んでいるかもしれない。
いとこチームは年齢も大きくなりそれぞれの活動(サッカーやボート)が忙しくなり1泊の滞在でした。
でも、定期的にこうして会えて遊べて良いなと思います。
「今度は1人で汽車に乗ってくるからね。」と言ってMくんは帰っていきました。
そうやって行き来出来るようになったらいいな。

みんなが帰った後に残った丸太を割りました。
泰ちゃんは斧の柄が折れてしまったので直していましたよ。
ちょっとずつ道具も使えるようになったらいいね。
楓ちゃんも自分の木槌でトントン一緒にしていました。
野ちゃんは飛び散っている木っ端を食べていました。
この前の日曜日は「野草を天ぷらにして食べる」をしました。
山菜を採って楽しむどころではなかった先月でしたが、やっとそんなことが出来ました。
町内で「道草をとって食べる会」というのがあったのですが、ちょっと子どもや背中の痛い妻を連れて参加するのは無理がありそうとのことで、独自に家の周りの草を採って天ぷらにして食べました。

図鑑を見ながら採ったのですが、今回初めてヒメジオンを天ぷらにして食べました。
これがなかなか個性的な味で(独特の風味と苦み)個人的には好きでした。
その他にはイタドリ・クズ・カラスノエンドウ・ヨモギ・ユキノシタ・などを採って天ぷらにしました。
安全第一・健康第一でぼちぼちとやっていきたいものです。
最近は朝練で田植えの準備をしています。
無事に田植えが済みますように。